アンチエイジング

武術は肉体と精神を養う

この世にはたくさんの健康法がありますが、その中でも特に全ての要素を健やかにするのが、武術です。
日本伝統の空手や剣道を始め、少林寺拳法やテコンドー、あるいはボクシングや柔道、相撲、キックボクシング、総合格闘技など、武術と呼ばれるものは数多くありますが、いずれにも言える事は、武術は礼に始まり礼に終わるもの、ということです。

武術というと、近代ではいわゆる「武器」と同じように取られがちです。
勝てば正義、勝てば支持される、勝てばお金持ちになれる、勝てば有名になれる。
こういった考えを持つ格闘技者も増えてきていますが、実際にはそれは武術ではなく、ただのレースです。
武術の根本には、肉体と精神を養うという健康法が常に存在しているのです。
武術は本来、相手を打ち負かすのではなく、自らが健康を維持する為のものとして生まれました。
ですから、どのような武術においても、本来は健康法と大きな結び付きがあるのです。

最近では、そういった事が軽視されがちな一方で、健康づくりを目的とした武術を教える教室なども増えてきています。
エクササイズと同じような扱いになる事も多いのですが、人体のツボやマッサージの方法など、武術ならではの観点で人間の健康を作る方法の伝授が各地で行われているようです。

人と人との倒し合いもスリリングで良いですが、武術は見る為のものより自分の健康を作る為のものである方が、より有意義と言えるのではないでしょうか。
そういう意味では、最近は徐々に良い方向に向かっているかもしれません。